AI アシスタントおよび第三者 AI 利用に関する説明
AI Disclosure
最終改定日2026年9月1日
1. 機能概要と入力
株式会社ORGO(英文名: ORGO Inc.、以下「当社」といいます。)は、当社が提供する動作解析サービス「MYoACT」(以下「本サービス」といいます。)における AI アシスタントおよび第三者 AI 利用について、本説明文(以下「本書」といいます。)で説明します。
本サービスは、解析結果の説明および利用方法の支援を行うため、テキストベースの AI アシスタント機能を提供します。AI アシスタントは、利用者(顧客〔本サービスを当社との契約に基づき利用する法人その他の団体または個人をいいます。以下同じ。〕の管理のもとで本サービスのアカウントの発行を受けて本サービスを利用する方をいいます。以下同じ。)が入力した質問または指示テキスト、会話文脈、解析メタデータ、および生体力学解析から抽出された数値系列を用いて回答を生成します。
AI アシスタントは、外部の大規模言語モデル(Large Language Model。以下「LLM」といいます。)を、クラウド基盤事業者が提供する推論基盤(以下「LLM 推論基盤」といいます。)を通じて利用します。
1.1 入力データの範囲
AI アシスタントが利用する解析メタデータには、解析識別子、解析名、解析日、ならびにチャート識別子が含まれます。数値系列には、骨格座標、関節角度の時系列等が含まれます。これらの数値系列は、解析結果を説明するための数値データに限定し、利用者氏名、メールアドレス、患者 ID、診療記録 ID 等の直接識別子を含まない設計です。解析名およびチャートラベルは、患者氏名等の直接識別子を含まない不透明な識別子または管理用ラベルに限定する運用とし、自由記述の診療情報は AI アシスタントに入力しません。
1.2 健康関連データとの関係
当社は、本サービスにおいて、解析の対象となる方の心身の状態に関連するデータ(以下「健康関連データ」といいます。)を、生動画、骨格・姿勢データ、解析結果、身体属性、および関連メタデータに分類して管理します。AI アシスタントに送信する情報は、このうち説明に必要なテキスト情報および数値系列に限定し、元動画、画像その他の原本ファイルを AI アシスタントの入力には含めません。
2. 外部 LLM 推論基盤への送信ペイロード
2.1 送信ペイロードの範囲
AI アシスタントから LLM 推論基盤へ送信するペイロードは、テキストおよび数値系列に限定する設計です。動画ファイル、画像ファイルその他の解析成果物バイナリ、ストレージ上の原本、原本ファイルにアクセスできるリンク(一時的なアクセス URL を含みます。)、および利用者のメールアドレスは、LLM 推論基盤への送信ペイロードに含めません。
このペイロード限定設計により、AI アシスタントは、解析結果の説明に必要な質問文、会話文脈、解析メタデータ、および数値系列の範囲で処理を行います。元データまたは添付ファイルを外部 LLM に直接渡す経路は、病院、医療機関その他の医療・リハビリテーション文脈の顧客(以下「医療分野の顧客」といいます。)による利用を含め、本サービスの基本設計には含めません。
3. LLM プロバイダー構成
3.1 LLM 推論基盤経路
AI アシスタントの外部 LLM 呼び出しは、日本国内の接続先を経由して、当社が定める単一の LLM のみを利用します。具体的なモデルおよび提供事業者名は、当社がウェブサイトで公開する再委託先一覧に記載します。当社は、LLM 推論基盤について、推論の実行先を日本国内のリージョンに限定する構成で運用します。
このため、実際のモデル推論は日本国内のリージョンで実施され、当社は国外のリージョンを推論の実行先として使用しません。ただし、LLM 推論基盤を提供する事業者は外国にある第三者に該当するため、当社は、本経路を個人情報の保護に関する法律(以下「個人情報保護法」といいます。)第 28 条の枠組み(同等措置の継続的確保)において引き続き管理します。当社が当該構成を変更する場合は、本書および再委託先一覧を改訂し、変更後の取扱いを開示します。
3.2 第三者 AI プロバイダーの利用範囲
AI アシスタント経路は LLM 推論基盤経由の単一の外部 LLM のみであり、他の第三者 AI プロバイダーは呼び出されません。AI アシスタントのトラフィックを当該経路以外の第三者 AI に送信することはしません。
3.3 契約上の取扱い
LLM 推論基盤は、クラウド基盤事業者の契約およびデータ保護文書に基づき利用します。当該経路ではクラウド基盤事業者を基点とし、外部の LLM を LLM 推論基盤経由で利用する構成とします。当該事業者の公表するデータ保護条項に基づき、AI アシスタントから LLM 推論基盤へ送信されるプロンプトおよび応答は、当該推論基盤事業者またはモデル提供者の基盤モデルの学習には使用されず、第三者へ提供されません。当社は、この点について事業者の公表条項に依拠し、委託先管理の一環として確認します。
4. ログ保持および削除運用
4.1 保存場所
AI アシスタントの入力、出力、および関連メタデータは、日本国内のデータベースに保存されます。また、本サービスの運用に必要なログが記録されます。
4.2 保持期間
運用ログは、障害解析およびインシデント調査に必要な期間に限り保持します(プライバシー通知「14. 保持期間および削除」)。
4.3 契約附属書への反映
ログ保持および削除運用は、契約附属書または医療分野の顧客向けの利用説明書に明示します。医療分野の顧客による利用では、AI アシスタントの入力、出力、メタデータの保存先、保持期間、削除依頼時の運用、および監査ログの取扱いを明確に説明します。
5. 医療分野の顧客向け追加ルール
医療分野の顧客による利用では、本サービスの基本設計に加えて、AI アシスタントの利用範囲をより限定して運用します。
5.1 原本バイナリの除外
AI アシスタントは設計上、元動画、画像その他の原本バイナリを受け取りません。LLM 推論基盤への呼び出しは、テキストおよび数値系列に限定されます。当該ペイロードは、利用者入力テキスト、会話文脈、解析メタデータ、骨格座標および関節角度等の数値系列から構成されます。
5.2 直接識別子の最小化
AI アシスタントに送信するテキストは、回答に必要な範囲に最小化します。利用者の質問、会話文脈、解析メタデータ、および数値系列を必要範囲に限定し、患者氏名、連絡先、患者 ID、診療記録 ID 等の直接識別子を含めない運用を維持します。解析名およびチャートラベルは、直接識別子を含まない不透明な識別子または管理用ラベルに限定する運用とし、自由記述の診療情報は AI アシスタントに入力しません。
5.3 数値系列およびマスキング設計
数値系列の対象範囲、および直接識別子を含めない取扱いを以下のとおり定めます。数値系列は、骨格座標または関節角度の時系列等、解析結果の説明に必要な数値データに限定し、直接識別子を含まない形式で取り扱います。解析名およびチャートラベルは、患者氏名等の直接識別子を含まない不透明な識別子または管理用ラベルに限定する運用とし、自由記述の診療情報は AI アシスタントに入力しません。
5.4 保持、削除、および越境処理の説明
マネージドデータベースおよび運用ログ基盤の保持期間、削除運用、ならびに監査ログの取扱いを契約附属書に明示します。LLM 推論基盤の接続先および処理場所の詳細は §3.1 に記載のとおりであり、医療分野の顧客への導入時説明では、推論の実行先を日本国内のリージョンに限定する構成で運用していることを併せて開示します。
5.5 HIPAA 対象顧客向けの取扱い
米国の医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(以下「HIPAA」といいます。)における対象事業体(Covered Entity)、事業協力者(Business Associate)または HIPAA 上の再委託先(Subcontractor)として保護対象保健情報(Protected Health Information。以下「PHI」といいます。)を取り扱う顧客が AI アシスタントを利用する場合、当社との間で締結する事業協力者契約(Business Associate Agreement。以下「BAA」といいます。)に従うものとします。相手方が事業協力者または HIPAA 上の再委託先である場合、当該 BAA は 45 CFR §164.504(e)(5) で要求される再委託契約として機能します。
AI アシスタントについて PHI を取り扱う場合は、BAA または再委託契約の範囲内でのみ利用し、直接識別子および自由記述による診療情報の入力を禁止または最小化する運用とします。PHI が誤って入力された場合の削除および通知手順は、当社の侵害および事故対応手順に従います。LLM 推論基盤経路における PHI の取扱い(日本国内のリージョンでの処理を含みます。)は、BAA ならびに HIPAA Privacy Rule、HIPAA Security Rule および Breach Notification Rule に基づき運用します。
最終改定日: 2026年9月1日
改定履歴
| 改定日 | 変更の概要 |
|---|---|
| 2026年9月1日 | 制定 |